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歌手・ボイストレーナー・ボディセラピスト水木ノアのすったもんだオフィシャルブログ 
千葉県の障がい者施設で職員とその家族、入所者合わせて計86人が集団感染したことは皆さんもご存知と思います。

コロナのニュースが始まり、私の仕事の中で真っ先に中止になったのはボーカルインストラクターでもボディセラピストの仕事でもなく、3/11の高齢者施設の慰問ライブ、3/21の障がい者施設の慰問ライブでした。中止連絡が来たのはこの日程のもっと前ですから、かなり迅速な判断だったと言えます。これが、私の中で「いよいよ始まる」と思った最初の出来事でした。

もちろん、ライブハウスがライブを中止や延期にするのはライブハウス経営者やスタッフ・演者の生活に直接関わりますので、施設の慰問ライブの中止とは違う意味合いがあり、大変難しい流れが最初からありました。

施設の場合認知症の始まっている高齢者や、障がい者や精神疾患のある方々は、職員がどんなに気をつけようと、健常者が当たり前のようにやるうがい手洗いマスク、アルコール消毒、そして日々気をつけて感染しにくいような行動を簡単に求めることはできません。それらの行動を各々にきちんと行ってもらうことはとても難しいことです。医療現場で医療従事者の感染リスクが高いように、職員の皆さんも感染リスクはとても高い。
このような状況なので、施設の方はいち早くライブを中止にし、感染を拡大しないように急いで行動を始めたと思います。私はかなり早い段階からこの出来事があったため、すぐに認識することができました。

一方健康な方々が演奏し健康な方々が観に行くライブにおいては、皆なんともないから大勢集まることにあまり危機感を感じないかも知れませんが、そこに無症状感染者が一人でも混ざっていたら拡大する、もし本当に懸念が当たり爆発的な拡大をしてしまったら、それこそ日本経済全体が終わる、そう思ったので、心を鬼にして、早いうちから同業者であるにも関わらず行動を自粛してほしいと訴えました。

それは、同業者がコロナ収束後多くの人を敵に回さないようにするための策でもあります。特に私も関わる芸術関連で言えば、コンサートやライブや芝居を強行開催したことで人が集まり、そこから感染した、となれば世論はライブなんか芝居なんかやめてしまえ!という動きになりかねません。そうするとますます、この業界の人たちが収入を得るのが、コロナ収束後でさえ難しくなります。
そんなことないよと楽観視する人もいるかと思います。しかし「最悪の事態を考えて行動する。そうならないように。」という見方もあるのではないでしょうか。

といっても、私の主人はミュージシャンです。春にたくさん入っていた仕事がなくなったことも非常に辛いことです。出演者もライブハウスも辛いし、楽しみにしていたお客さまも辛い。

しかし例えばです。わかりやすいように日付を確定しますが、週末の4月5日どこかで集会(ライブ含め人の集まる類を全体的に集会と書きます)が開催され、多くの人が集まった中に感染者Aさんがいたら、ここで感染った人は4月17日に発症します。感染者Aさんはもう少し前に発症するかもしれません。
5日にAさんを含む多くの人が集まったことによりそこでかなりの人に感染していたとしたら、4月17日にどんと増えます。また、その2週間の間に、その大勢の人があちこち動き回りそれぞれ人にうつします。5日に集会に行った人から4月10日に感染すれば、その人は4月24日に発症し、5日集会感染者の発症直前4月16日に感染した人は4月28日に発症します。

いつまでたっても終わりません。夏になるとウィルスは収束するというインフルエンザのような例も、コロナにも言えるかどうかわからなくなってきたようなので(初期段階では夏には終わると投稿した医者はいました)生活上どうしても必要なことは行動しなければならないからそこは気をつけながら行動するとしても、ましてや集会をどこかでやっぱりやめないで継続されたら、それこそ、我々いつまで自粛するんだ、そのうち無収入になったり長期に渡りすぎたため鬱を発症する人や自殺者が出るぞ、という状況になりかねない。
だから、集会を企画する側こそが、そんな状況にさせないための行動や互いの連携、協力が必要ではないかと私は考えたのです。

このような状況を作り出しておきながら、その集会に行く前から感染していたAさんが仮に免疫力が高く(年齢は問題にしません、若くても免疫力が低い人もいるので)全くの無症状のまま通過してしまった場合、自分が感染し他人にも感染したことは一生気づかず人生を終える可能性もあります。

ライブハウスをこれだけ糾弾しておきながらパチンコ屋に一切触れないガン無視マスコミと政府にも呆れるかたわらそれだけ利権が関係していることがわかり、政府が心底から国民の命のことを考えているとは思えませんが、緊急事態宣言が出ようとも出まいとも、各々気をつけて行動をされ、辛いけれど集会を中止し、そして1日も早く通常に営業できる状況になり、倒産・店じまいが一軒でも免れることを祈るばかりです。
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